色の少ない冬を過ごしてきた目に鮮やかに飛び込んで来る「水仙」。春が来たと感じさせてくれる瞬間です。ほのかでやさしい香りに包まれながら、早春を撮影してみました。
花のさわやかさを感じて欲しかったため、やや半逆光気味で花弁の透明感を出しつつ、背景にピンクの花を入れ、色の対比とバランスをとっています。三脚が使いづらい低い位置から狙いたかったため、手持ちにて撮影しました。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:58mm
絞り値:f/4.5
シャッタースピード:1/2500秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
下から見上げるようにして広角レンズにて撮影しました。背景の木々を入れ高さを出しつつ、思い切った露出補正(+3.0)で花の色を出しています。
水仙は日本的なイメージを持った花なので、何となく懐かしい雰囲気のある、茅ぶき屋根を意識的に画角に入れて、イメージを膨らませてみました。
撮影・解説:芳賀 健二