2月の梅と4月のサクラの間を埋めるように一面の黄色い海のごとくに咲く菜の花は、やはり春の花の主役のひとつでしょう。一輪だけ撮るのもいいでしょうが、やはり群落として狙ってみたい気がします。
やや満開時期を過ぎた菜の花の群落でしたが、青空の下では充分絵になりました。円偏光フィルターを利用して反射を抑えコントラストを上げました。超広角レンズで主役の花にぐっと近づきつつも、たくさん咲いている様子を表現しています。やや低い位置から手持ちにての撮影です。
レンズ:AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
焦点距離:18mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/500秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
画角100°(FXフォーマット時)の超広角域からの約1.9倍超広角ズームレンズ。約385gと軽量コンパクトで機動性の高い撮影が可能。
ズームレンズの中望遠のあたりを使って背景の菜の花の畝の線を意識しています。
大きなボケ効果を狙うため、絞りは開け気味。黄色い花なので露出はオーバー気味(+0.7)にしています。
小さな川沿いに菜の花が咲いていました。対岸の菜の花も水面に少し写り込んで、さざ波も僅かに発生し水面に変化がついています。
背景が明るい条件ですから、露出オーバー(+1.3)での撮影です。
撮影・解説:芳賀 健二