「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」などとも詠われる梅は、寒さの残る時期に凛と咲き始めます。撮影時になにかプラスアルファを考えることで、一味違った梅のある光景になります。
ボケ効果を利用して、背景にお城を配してみました。くもっているなか逆光気味で明るめの空ですから、プラスの露出補正で、白梅の白を表現しました。やや上を向いた状態で手持ちにて撮影しています。
レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR
焦点距離:105mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/640秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 800
広角域から望遠域まで、幅広い画角範囲をカバーする、約5.8倍の高倍率標準ズームレンズです。
咲き始めで蕾の多い梅の枝と、暗めの杉林の組み合わせです。背景が黒めになりますからマイナス(-2.3)の露出補正にしています。
お寺の特徴のある独特の窓を背景に、2輪ほどの白梅を配しました。古い日本らしい建物と梅の花は、ベストマッチングかもしれません。
撮影・解説:芳賀 健二