「色の春」を考えると、まず思い浮かぶのは黄色い菜の花ではないでしょうか。風が少しぐらい冷たくても、山々に残雪があっても、地上は春満開です。思い切って撮影に出かけてみましょう。
一面に広がる菜の花畑の手前部分に、夕方の斜光線が差し込んでいました。広さを想像してもらうため、人物を配置しました。背景の山々には残雪があり、季節の流れを感じさせてくれます。
レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR
焦点距離:40mm
絞り値:f/11
シャッタースピード:1/200秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
広角域から望遠域まで、幅広い画角範囲をカバーする、約5.8倍の高倍率標準ズームレンズです。
標準ズームレンズの望遠側(90mm)でアップ気味にして、背景の山々のボケ具合を大きくしました。黄色を明るくするため、露出補正は少し多め(+1.3)に設定しています。
背景に桃のピンク色を入れてやや明るめの露出に。春の色の対比を意識しました。絞りは開放気味に設定し、背景のボケ具合は大きめに表現しています。
撮影・解説:芳賀 健二