白いベールに包まれる冬。静寂の中にも季節の移ろいが感じられます。降る雪の中の光景もいいですし、雪がやんだ後の静かで晴れ上がった様子も絵になります。
その季節特有の風景を求め外に出かけると、素敵な瞬間に出会えるかもしれません。
シンシンと降り続く雪の中、白い世界に形のいい木々の一群が見えてきました。レンズ表面に雪がつかないよう、フードをつけて撮っています。光は無い状況下での撮影です。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:55mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/800秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
雪が止んだ午前中。谷間にかかる赤い橋に光が当たり始めました。雪がのった杉などの木立にも陰影がついてくれ、ボリューム感が出ています。空を入れないことで、山の斜面がずっと上まで続く感じになり、山深い印象になっています。
朝日を期待していたのですが、シンシンと降る雪の朝になってしまいました。柳の木々が並ぶ中にバランスの良さそうな所を見つけたので、スピードライトを発光させ降る雪を止め、白い点々となるよう表現しました。
撮影・解説:芳賀 健二