現在、イルミネーションで使用される光源のほとんどはLEDで、透明感のある美しいブルーが特徴です。その美しいブルーを再現するために、ホワイトバランスの設定に一工夫してみました。
ブルーをメインとしたイルミネーション写真にするためには、ホワイトバランスの設定がポイントです。また、トンネル状になったイルミネーションをファンタジックに撮影するため、超広角単焦点レンズを使用しました。
レンズ:AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
焦点距離:20mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/40秒
ホワイトバランス:電球
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正: 0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 3200
最新の光学設計で小型・軽量・高画質を実現した、高画素・FXフォーマットカメラの高い鮮鋭感が活きる大口径超広角レンズです。
ホワイトバランスを「オート」にすると画像の印象は大きく変わり、ブルーは抑えられグリーンが強調されました。また、「ローアングル」で撮影することにより、トンネル内の空間を強く印象付けるようにしています。
ホワイトバランスを「晴天日陰」に設定し、カメラは「アイレベル」(立った状態の目線)で撮影。ホワイトバランスが「オート」の時よりもイルミネーションは鮮やかなグリーンに写りました。同じイルミネーションでもホワイトバランスの設定を変えて、自分好みの色を探してみるのもよいでしょう。また、20mmレンズを使用することでトンネルの奥行き感を演出しています。
撮影・解説:斎藤 勝則