海に囲まれた日本の海岸線の変化は作品の要素としてとても面白いと思います。波や風によって侵食された様子をいかして、作品作りをしてみましょう。
日没後、波が入り込んでくる海岸線で形のよい岩を見つけて画面中央部に配しました。波がカメラにかからないギリギリまで近づいての撮影です。こういったシーンの撮影時は、足元に充分気をつけてください。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:24mm
絞り値:f/18
シャッタースピード:1.6秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 100
その他使用機材:三脚、NDフィルター
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
線状の岩が魅力的。逆光気味だったため、岩の所々に残った水が一部光ってくれました。ピントは画面手前から1/3の所に合わせてパンフォーカスを狙っています。奥に人のシルエットを入れて、岩の大きさを感じてもらうよう演出しました。
手前の光の当たった岩が圧倒的な存在感を醸していました。右奥に観覧車をポツンと入れて自然物と人工物の対比を表現しています。円偏光フィルター(-1.0補正)でコントラストをつけました。
撮影・解説:芳賀 健二