冬は全国さまざまな場所でイルミネーションの点灯が行われます。あまりの美しさに、どうやって撮影をしたらよいのか悩んでしまいがち。そんな美しいイルミネーションを風景として捉えるときは、視点(カメラアングル)が大切なポイントになります。
美しいイルミネーションの全体を高い所から撮影してみると、地上から見た印象とは大きく異なり、1つの風景としてその美しさを捉えることができます。建物などの高所から撮影をする場合、三脚の使用が禁止されているケースが多いため、明るい単焦点レンズを使用します。その場合、手持ち撮影となるためISO感度を上げて撮影しましょう。手すりや壁があれば、体や腕を支えることで手ブレの軽減が可能です。
レンズ:AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
焦点距離:35mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/60秒
ホワイトバランス:オート
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:オート(ISO 3200)
水面に映り込んだイルミネーションを撮影しています。カメラは目線よりも少し低くして、手前にあるイルミネーションの点光源を入れることで、さらに華やかさを増すことができました。
ライトアップされた遊園地の乗り物と背景にある高い建物のイルミネーションを一緒に撮影しています。カメラを上に向けて撮影することで、高さが強調されるだけでなく奥行き感も感じられる作品となりました。
撮影・解説:斎藤 勝則