見上げた木々の紅葉も、11月頃になると枯れ葉となり散っていきます。落葉の色や形、そして落ちている場所をよく見て作品作りをしてみましょう。もちろん天候にも気を配ります。
雨上がりで、しっとりとした色になった落葉です。踏み石の黒い色の上に散り落ち、一面に敷かれた赤や黄色の落葉が目立ちます。太陽が低い位置にさしかかる晩秋の夕方に近い時間帯で、斜め上部からの斜光線が適度な陰影を作ってくれました。
ほぼ真上の位置から、見下ろすようにして手持ちカメラにて撮影しています。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:24mm
絞り値:f/5
シャッタースピード:1/50秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1600
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
苔むした太い木の根本一面に、落葉が広がっていました。雨上がりのタイミングで色がきれいに映えています。ワンポイントとして色づいた小さなシダの黄色を配置してみました。
苔の緑と赤や黄色の対比は被写体としてとても魅力的です。どんどん狙ってみましょう。主役の葉を左1/3の位置に配置し、右奥に空間をとり奥行き感も表現しました。
撮影・解説:芳賀 健二