紅葉の盛りもいいのですが、落ちた紅葉も風情があっていいものです。気象条件などを選んでみると、さまざまなバリエーションでの撮影が楽しめます。
冬へ向かう前、季節の狭間での作品作りです。
雨上がりの日、小さな流れの岸に色鮮やかな赤い葉が落ちていました。よく見ると水の流れがあり、浮いた葉がゆったりと流れています。三脚を使い、シャッタースピードを遅くして静と動の対比を狙いました。なお、岩の葉に近づくため、三脚はもっとも低い位置に固定しています。
レンズ:AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED
焦点距離:70mm
絞り値:f/18
シャッタースピード:6秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.0段
フォーカスモード:マニュアル(M)
ISO感度設定:ISO 100
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm、三脚
1本のダケカンバに朝日が当たっていました。周りが暗く、スポットライトがあたっているような光だったため、マイナス(-1.0)の露出補正でオーバーになることを防ぎました。望遠レンズで撮影したため、手ブレを防ぐために三脚も使用しています。
きれいな落葉が一面に広がっていました。広角レンズで広がり感を見せつつ、3本の幹を少し配して変化をつけました。絞り値をf/8まで絞って、パンフォーカス的な表現に。
撮影・解説:芳賀 健二