夏の暑さも一段落してホッと一息つく頃、秋の日射しの中、あちこちで目につくのがススキでしょう。
光の具合や背景の選び方を工夫し、今までとは一味違った、ススキのある秋風景をおさめてみました。
たくさんのススキがあった中で、穂の垂れ具合の良いものを選んでいます。望遠で絞りは開け気味に撮影しています。ネコジャラシやクモの巣などキラキラ光る物は、背景が暗く逆光気味に映る場所を選ぶことでより光を強調するようにします。
レンズ:AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
焦点距離:160mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/1250秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正: -1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材: 三脚(望遠ズームなので使用してブレないよう注意)
太陽がススキの穂のうしろにくるようにして強い光を加減しています。強い光が入るとフレアーやゴーストが出ることが多くなるためです。「街燈」を入れて変化をつけてみました。
日没後の淡いオレンジ色の雲の所にやや寂しげなススキを入れています。重なったり、沢山ススキを入れてしまうと狙った空気感や孤独感が感じられないため、注意しました。
撮影・解説:芳賀 健二