暑かった夏も過ぎ、過ごしやすくなる時期は秋祭りの時期でもあります。日本全国数々の祭りがあり、その地域の祭りならではの人々の姿をいかした個性のある作品が期待できそうです。ちょっとした工夫、視点の斬新さを心がけてみましょう。
大原の「はだか祭り」のフィナーレです。提灯の明かりだけの中、山車が動き回ります。内蔵フラッシュを使い、スローシンクロにて撮影しました。その結果1/3秒で発光しています。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:44mm
絞り値:f/13
シャッタースピード:1/3秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-A
ISO感度設定:ISO 1600
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
山車を持ち上げる「さし」の瞬間を、望遠レンズの360mmで切り取ってみました。レンズの焦点距離を変えることで、足元、顔、手などの部分から祭りを想像させる撮り方が可能です。
フォトジェニックないい雰囲気を持った人がいました。若者たちの後ろ姿をじっと見つめる視線に厳しさとやさしさを感じます。後ろ姿にも味わいがありました。こうして人から人へ伝統は受け継がれていくのでしょう。
撮影・解説:芳賀 健二