風景やスナップなどでゴールデンタイムとも呼ばれる夕暮れはフォトジェニックで、独特の作品を生み出すことができます。何かひとつ主役になるものを据えて撮影をしてみましょう。
夕暮れの色づき始めた海岸線にちょうど3人組が歩いて来ました。海岸線の曲線とのバランスを考えて望遠レンズで切り取っています。日没後の、強い光がないタイミングに、カメラは手持ちにて撮影しました。
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:200mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/250秒
ホワイトバランス:曇天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 100
海面の光の中を進むヨットが主役です。撮影位置から遠いところにあったので、70-200mmのレンズに2倍のテレコンバーターを使用し330mmで撮影しました。ホワイトバランスを晴天日陰にして赤みを増やしています。
主役はサギのシルエットです。サギの向いている方を少し多めにするよう、画面のやや左側に配しています。奥の工場群を入れて画面の広がりや奥行き感を見せています。
撮影・解説:芳賀 健二