色づき始めた柿の実は、秋の青空や紅葉と組み合わせると、また一段と雰囲気のある作品に仕上げられます。
広角から望遠までのいろいろなレンズを使い分けて、バラエティに富んだ秋の写真を作ってみましょう。
一枝の先に、一個の柿の実と黄色に色づき始めた葉が残っていました。うれしいことに背景は真赤に色づいた紅葉が広がっていたため、その対比を狙っています。
お昼すぎの太陽がほぼ真上にあり、弱い光のタイミングで撮影。カメラは手持ちでやや見上げるように撮っています。
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
焦点距離:200mm
絞り値:f/4.5
シャッタースピード:1/500秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1000
ブレ軽減効果が極めて高いVR機構(手ブレ補正効果4.0段※CIPA規格準拠)を搭載しています。最短撮影距離1.0m、最大撮影倍率1/3.6倍でクローズアップ撮影にも威力を発揮します。
秋の青い空を背景にさわやかな感じを狙いました。円偏光フィルターでコントラストを上げて撮影。中望遠レンズで下部に白い雲を少し入れ、枝も配して変化をつけています。
おいしい甘い干し柿を想像させる一枚。夕方の残照の中で、たくさん並んでいる感じを出すため、広角レンズを選び奥行き感を意識しながら撮影しました。
撮影・解説:芳賀 健二