散るまでが3日間程度というハスは、夏の水辺に似合う花でしょう。早朝、花が咲く時には「ポン」と音がするなどとも言われています。が、私はまだ聞いたことがありません。
曇り気味で強い光がないシチュエーションでの撮影です。真下にハスの花があったので視覚に近い標準レンズを使い撮影しました。花芯にフォーカスし、絞りは開け気味。花のきれいなピンク色が出るように露出に注意して撮っています。撮影後の画像編集で弱いソフトフィルターをかけて、ほんわかした雰囲気を加えています。
静粛なAF撮影ができるSWM 搭載の大口径単焦点レンズであるAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gをベースにデザインを変更した標準レンズ。
レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
焦点距離:50mm
絞り値:f/3.5
シャッタースピード:1/1000秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
カメラの高さを思い切って低くして、前ボケの効果を狙いました。開放気味の絞りでボケが大きくなり、且つ、花の色が爽やかできれいに出るようプラス(+1.0)補正で撮っています。
同じ望遠レンズですが、こちらは背景のボケを意識しています。木立とその後ろの田んぼまでの奥行きを出しました。花に当たる逆光気味の光に注意しながらの撮影です。
撮影・解説:芳賀 健二