盛夏の青空と白い雲に似合う花といえば、やはりヒマワリでしょう。夏の光と暑さを全身で浴びて伸びていく姿には、何か力強ささえ感じられます。ちょっとしたひと工夫でワンステップアップした作品を撮ることができます。
青空と雲を組み合わせたかったので、カメラを手持ちし低い位置から、空に抜くような構図で撮りました。花の向いている右側に余裕を持たせ、広がりを出しています。斜光のタイミングでの撮影です。
レンズ:AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
焦点距離:18mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/400秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
画角100°(FXフォーマット時)の超広角域からの約1.9倍超広角ズームレンズ。約385gと軽量コンパクトで機動性の高い撮影が可能。
ヒマワリ畑の広がっている感じを出したかったため、やや高いカメラ位置から見下ろし花の数を増やしてみました。絞りを絞ってパンフォーカス的に表現しています。視点の行き着く先は奥の1本の木です。
広角レンズを使い、できるだけとまっている蝶に近づいての広角接写です。背景の左上に出ている木洩れ日の玉ボケがアクセントです。
撮影・解説:芳賀 健二