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思い出の花束をきれいに残す静物・テーブルフォト

新たな旅立ちを迎える人生の節目には、花束をさしあげること、あるいはいただくことも多くなるでしょう。せっかくいただいたきれいな花束をそのまま部屋に飾るだけでなく、写真に収めれば大切な思い出として残すことができます。色鮮やかな花束を、スピードライトを活用し美しく撮影してみました。

花束全体を捉えるよりも、色鮮やかな花に注目してアップで撮影しています。スピードライトは、被写体よりも斜め奥から、やや逆光気味になるよう高い位置に配置しました。この時、花の部分が逆光状態で暗くなるため、レフ板を使って暗くなった花を明るくすることで華やかな雰囲気を作り出すことができます。

撮影時のポイント

  • 色鮮やかな花を撮影するために、ワイヤレスライティング機能を使いスピードライトを被写体の右側から逆光状態になるよう配置
  • スピードライトの強い光を和らげるため、トレーシングペーパーを使用。トレーシングペーパーは発光部に直接貼らないこと
  • 手前の部分が暗くなるため、レフ板を使って明るさを調整
  • 花の色を忠実に再現するため、ホワイトバランスをプリセットまたは光源に合わせて電球や蛍光灯などで調整
  • 花束の花の部分全体をはっきり見せるように配置。この時、花の位置を端に寄せて画面の中に間を設けることで、背景をボカし奥行き感を出している

撮影情報

撮影データ・使用機材

レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
絞り値:f/3
シャッタースピード:1/60 秒
ホワイトバランス:プリセットマニュアル
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 100
その他使用機材:スピードライトSB-700、三脚、レフ板

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この被写体の撮影バリエーション

プレゼントの花束と贈り物を一緒に撮影しています。「男性へのプレゼント」といった雰囲気を作り出すため、板張りの床に置いた状態で撮影。スピードライトはカメラに取り付けて発光部を上に向けた天井バウンスによる撮影をしました。使用レンズは単焦点のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gです。

プレゼントの花束を小さな花瓶に飾って撮影しています。スピードライトを正面右前に配置し、影の部分を明るくするためにレフ板を使っています。こちらも単焦点のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gレンズを使っています。絞りを開放にすることでボケを大きくし、愛らしい印象の作品にしています。

撮影・解説:斉藤 勝則

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