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切り花を工夫して撮る静物・テーブルフォト

季節的に暖かくなると、色とりどりの花が生花店の店先を鮮やかにしていきます。気に入った花を買ったら、きれいに咲いている瞬間を写真に残しておきましょう。また、花の活け方やシチュエーション作りで、さまざまな撮影を楽しむことができます。

ミニブーケをガラスコップに活けて窓際にあるテーブルに置いて撮影をしています。カラフルなランチョンマットを敷き、透明感のあるジュースを脇に添えて雰囲気作りをしてみました。

撮影時のポイント

  • レースのかかった窓から入る光で花が暗くなるため、2つ折りにしたA4コピー用紙をレフ板代わりに用いて明るさを増強
  • 手ブレ防止と構図安定のために三脚を使用
  • 画像全体に華やかさを出すため、露出は明るめに設定

撮影情報

撮影データ・使用機材

レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
焦点距離:48mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/20秒
ホワイトバランス:自然光オート
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:三脚、レフ板

おすすめ機材

標準ズーム

おすすめのレンズ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

高性能を小型・軽量ボディーに凝縮。高画質を手軽に楽しめるDXフォーマット標準ズームレンズ。

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この被写体の撮影バリエーション

買ったばかりの切り花を花瓶に活けて、レースのカーテン越しに入るやわらかい午後の光で撮影しています。花の側には紅茶とビスケットを配置して、アフタヌーンティーの場面を演出してみました。逆光になり、画像全体がかなり暗くなったため、露出補正に加えてアクティブD-ライティングを強めに設定しています。

傷みはじめた花の茎の部分を切り落として、ガラスの器に浮かべて撮影をしてみました。ガラスの器に入れることで、それぞれの花を強調することができるだけでなく、お洒落な雰囲気を作ることができます。さらに霧吹きを使い花に小さな水滴をつくることで、みずみずしさを演出しました。

撮影・解説:斎藤 勝則

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