乾いた空気、心地いい風が吹き、雄大な大地が広がる地は、写真の題材としてとても良い場所だと思います。季節の要素を入れながら広大な風景を切り取ってみましょう。
9月中旬、網走市の能取湖畔では「サンゴ草」の群生地が広がっていました。広々とした雲の浮かんだ青空の下、まるで赤い絨毯のように色づいたサンゴ草が見頃のピークを迎えます。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:24mm
絞り値:f/8
シャッタースピード:1/500秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-0.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
地平線を下1/5くらいの位置に設定。面白い雲の広がる空を大きく取り入れました。雲間から差す太陽の光芒を出すためf/22まで絞り、滲みを少なくするため露出補正を-1.0にしています。焦点距離は18mmです。
地平線を下1/3くらいの位置に設定しました。夕暮れの湖畔にはほどよい雲の変化と色づきがあり、風の止んだ湖面への写り込みも魅力的でした。三脚を使い刻々と変化していく色の具合を見ながらじっくり撮影しました。
撮影・解説:芳賀 健二