快晴の秋空に浮かぶ雲は、変幻自在に変わっていきます。いろいろな表情を見せてくれる秋の雲は被写体として魅力的です。山の形やシルエットと組み合わせ対比させ、大きさやスケール感を想像させてみましょう。
うろこ雲状の珍しくきれいな雲。下部の山の分量、雲と青空の3つの要素のバランスを考えながら、やや広角側の35mmの焦点距離を選び撮影しました。日没寸前、左側から光が差す時間帯です。
レンズ:AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
焦点距離:35mm
絞り値:f/9
シャッタースピード:1/640秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正: -0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 800
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
画角100°(FXフォーマット時)の超広角域からの約1.9倍超広角ズームレンズ。約385gと軽量コンパクトで機動性の高い撮影が可能。
縦位置の構図は高さの表現に効果的です。駆け上がるような雲の形によくマッチした水面のてかりもワンポイントとして入れてみました。雲と空の広がりを出すため18mmの超広角レンズを使用しています。
V字形のシルエットになった山で挟まれたような雲に、落日後の光が当たり色がついていました。露出補正マイナス(-1.0)で赤味をキープしています。
撮影・解説:芳賀 健二