きれいな海はとても美しく画になるものです。目の前に広がる美しいビーチで広角レンズや広角系ズームレンズの広角側で撮影してみましょう。焦点距離が10~28mm程度あれば浜辺を広く撮影でき、印象的な写真を撮ることができます。
青い空に白い雲が浮かんでいたら、夏らしい美しい浜辺を撮るには絶好のチャンス。広角ズームレンズを使いカメラアングルを低くして、波が打ち寄せた瞬間にシャッターを切ります。浜辺の広さを強調することができたのと同時に、打ち寄せる波がアクセントとなりました。
浜辺の撮影時は水平をしっかり保つことが重要です。画面が傾くと違和感のある写真になります。
レンズ:AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
焦点距離:10mm
絞り値:f/11
シャッタースピード:1/200秒
ホワイトバランス:オート
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 100
長く続くきれいなビーチを横から撮影しました。浜辺の海岸線を横から広角で撮影することにより、広々とした奥行き感のある写真になります。ここでもカメラアングルを下げて撮影をしています。
魚眼ズームレンズを使って撮影したもの。魚眼レンズは広角レンズよりもさらに広く撮れるだけでなく、独特の歪みによりデフォルメされたような写真になります。夜空に浮かぶ月を画面に入れ浜辺を撮影することで、魚眼レンズ独特の奥行き感を持った写真になりました。
撮影・解説:斎藤 勝則