あっという間に海に流れ込む川の水は、流れの中でいろいろな変化と表情を見せてくれます。滝や渓流などを、切り取り方や視点を工夫して撮影してみましょう。
雨上がりの曇った日に、岩の間を駆け降りる水をスローシャッターで布状にして撮ってみました。右側に小さな木を配置して季節感とバランスを考え、望遠レンズで切り取っています。
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:145mm
絞り値:f/20
シャッタースピード:1/3秒
ホワイトバランス:色温度(4750K)
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正: -0.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 100
その他使用機材:三脚、レリーズ、円偏光フィルターII 77mm
光の当たっている滝の一部を高速シャッター(1/1250秒)で撮影し流れを止め、視覚では見ることの出来ない表現をしてみました。ISO感度を自在に変えて、シャッタースピードの変化を意識しましょう。
緑陰の流れに苔のついた倒木がありました。水の冷たさが感じられるようにホワイトバランスをK(色温度設定)で4760Kにし、青みを加えています。3つの苔を対角線上に並べてやや高いカメラ位置から見下ろしています。シャッタースピードは1秒で撮影しました。
撮影・解説:芳賀 健二