故郷の木々に静かに降り続ける雨には何か風情が感じられ、ホッと落ち着く気がします。
夏のギラギラした光こそ印象が強いかもしれませんが、雨の音を聞きながらの撮影も良いものです。雨対策をしっかりして出かけましょう。
焦点距離50mm近辺を選び視覚に近い遠近感で、自然かつやさしい雰囲気を狙いました。背景となるやや暗めの緑の中に配置した一輪の花がポイントとなっています。
傘を差して、カメラは手持ちしやや低めの位置から撮影。画角は、家と花の位置を考慮しながら、バランスの良さそうなところで決めました。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:52mm
絞り値:f/4.5
シャッタースピード:1/320秒
ホワイトバランス:色温度(4760K)
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-0.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
激しい雨が軒を落ちていきます。背景の明るいグリーンの中に、やや逆光気味の雨滴が光るなか、露出をややアンダー気味(-0.7)にして高速シャッターを切り、雨の動きを止めて撮影しました。
雨が上がり、少し明るい空になってきた頃です。穂を出し始めた稲に雨の名残が光ってキラキラときれいでした。露出をオーバー気味(+0.7)にして雨上がりの爽やかさを狙っています。
撮影・解説:芳賀 健二