積乱雲と言うより入道雲と言ったほうが何となく夏が身近に感じられます。夏空に白い雲は平地でも海でも山でもよく似合うと思います。いろいろな雲と情景を取り入れながら夏らしさを写真にしてみましょう。
夏を象徴する花と言えばやはりヒマワリでしょう。ヒマワリ畑の上に入道雲が広がり素晴らしい組み合わせで最高です。昼近くの、太陽がほぼ真上にあるタイミングに、やや高台から見下ろす形でカメラを手持ちして撮影しました。花と空の分量を変えながらぜひさまざまなパターンを撮ってみてください。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:32mm
絞り値:f/10
シャッタースピード:1/250秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
カラマツの緑と絡まるようにちょっと面白い形の雲を2種類見つけました。青空の部分が広くなり過ぎないようにやや広角の35mmで撮影しています。色温度4750Kでやや青みを加えました。
思い切って18mmという超広角レンズで伸び上がるような雲を強調しました。下部にユリの畑や人物を小さく入れて空や雲の大きさを対比で見せています。
撮影・解説:芳賀 健二