紅葉は雨が降る日や、雨が止んだ直後など水分を含んでいる際、鮮やかにきれいな様を見せてくれます。しっとりと落ち着いた日本らしい秋の様子を表現してみましょう。
木の下に入り込んで見上げてみると、枝先に雫が残り、雲間からの光が紅葉に差した絶妙なタイミングでした。望遠側(165mm)で撮影したことにより、玉ボケも大きめに表現できました。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:165mm
絞り値:f/4.5
シャッタースピード:1/640秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1600
雨上がり、小さな沼の岸辺で撮影しました。紅葉が真っ盛りの美しさで、濡れた葉は、よりしっとりとした色合いに見えました。コケのついたような幹のバランスを考えながら紅葉と組み合わせてみました。
雨で落ちた紅葉が2枚、足元のシダの葉に乗っていました。緑のシダの形と紅葉の色と形の対比に、目を引かれての1枚です。「小さな秋」ですね。
撮影・解説:芳賀 健二