雨の日は、外出するのもなんとなくおっくうでカメラの出番も少なくなりがちではないですか?そんな時は、屋内や屋根のある場所で撮影を楽しみましょう。イメージに併せてホワイトバランスを変えて撮影してみるのもおもしろいものです。
南国リゾート地のレストランにて、天井の格子から落ちる影が、テーブルの模様のようになりとてもきれいだったので思わず足を止めました。「これから座って食事をするカップル」を想像して撮った一枚です。
オート以外のホワイトバランスで何パターンか撮影し、もっとも自分のイメージに近い季節感や時間を表現できる設定を選択しています。カメラ位置は自分の目線の高さです。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
焦点距離:32mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/250秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:マニュアル
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-C
ISO感度設定:ISO 100
青みを足すことで涼しさを表現。午前中に撮影したかのような写真に仕上げています。
ここではホワイトバランスの色温度設定を3700ケルビンに調整しましたが、この場合ホワイトバランスの「蛍光灯」で撮影しても青みがかった作品が撮影できます。
赤みを足すことで、懐かしい思い出の雰囲気を演出。夕方の情景も表現できています。
ここでもやはりホワイトバランスを調整しています。色温度設定は6250ケルビンにしました。ホワイトバランスの「曇天」などで撮影すると、やはり赤みがかった作品が撮影できますのでおためしください。
撮影・解説:西村 優子