日中の暑さが一段落してホッと一息つく夏の夕暮れ。庭や鉢木に水をやる頃には、街中の路地辺りもすっかり過ごしやすくなります。そんな昼から夜への「時間の変わり目」には独特な雰囲気と魅力を感じます。
石畳の続く路地にわずかな風が吹き、風鈴が思い出したように鳴っていました。スナップ写真なので手持ち撮影ですが、ISO感度を上げて手ブレしないよう注意しながら撮っています。
レンズ:AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
焦点距離:20mm
絞り値:f/3.2
シャッタースピード:1/800秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-3.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1600
最新の光学設計で小型・軽量・高画質を実現した、高画素・FXフォーマットカメラの高い鮮鋭感が活きる大口径超広角レンズです。
店前にある氷の入ったタライに、飲み物が冷やされていて気になりました。
カメラの高さをできる限り低くし石畳を大きく入れた構図を狙っています。
路地によく似合う赤提灯の飲み屋さん。薄暗い青味の残る夕空と、提灯の赤のコントラストに惹かれて撮った1枚です。
やや赤味を増やすよう、ホワイトバランスを「曇天」にして撮影しています。
撮影・解説:芳賀 健二