鋭いディテールが際立つ映像で、見る人の注目を集める作品を。Z f は、通常の4K UHD動画を超えるシャープな解像力を実現しています。有効画素数2450万画素のフルサイズセンサーから6Kの画像データを読み出しオーバーサンプリングで4K UHD※に変換するため、被写体をよりシャープに描写することが可能。撮影シーンの臨場感が、さらに高まります。
どんなシーンも、思い描いた美しい色で描写できます。カメラからの撮って出しでも、ポストプロダクションでのグレーディングでも、Z f ならスタイルのある魅力的な動画が得られます。しかも、外部レコーダーは必要ありません。カメラ内で[H.265 10-bit(MOV)]の4K UHD動画を[SDR][N-Log][HLG]で記録できるので、ポストプロダクションに必要な豊富な情報量を持つ映像を撮影可能。旅先で出会った風景の微細なディテールやストリートの高コントラストなシーン、窓際の柔らかい光で撮った人肌の質感も、意図した通りの情感で仕上げられます。
動きのある被写体を美しく、風になびく髪の毛などの細部を描きたい時に、4K UHD 60pはその動きをきれいに捉えます。24pで出力すると2.5倍のスローモーションになるため、瞬間をドラマチックに演出することも可能。長時間にわたるシーンでは、どの瞬間も逃すことがないよう、4K UHD 60pで最長125分※2まで記録できます。
明るさが目まぐるしく変わるようなシーンでは、シャッタースピードを固定するのがおすすめ。そんな時に活躍するのがシャッター優先オート(S)モードです。ISO感度と絞りで露出制御することで、蛍光灯下でのフリッカーを抑えることができ、暗い場所から明るい場所へ移動するシーンでも、シャッタースピードの変化によって被写体の動きが不自然にならず、自然な動画を撮影できます。
スムーズで安定したカメラワークは、魅力的な動画に欠かせない要素のひとつです。5軸補正のボディー内センサーシフト方式VRにより、手持ち撮影時でも滑らかで鮮明な映像を実現します。歩きながら撮影する場合には、ボディー内VRと電子手ブレ補正※1を組み合わせて撮影するとより効果的。Z 9 同等の高い補正効果で、広角レンズでの撮影時に発生しやすい画像の歪みも軽減※2します。
難しい光の状況下でも、露出の変化が滑らかな美しい映像を撮りたいもの。Z f はフラッグシップモデルの Z 9 と同様に、繊細な露出制御が可能となりました。MモードではISO感度を1/6ステップで細かく調整可能。明るい場所から暗い場所へ移動する際にも、滑らかに露出が変化します。さらに長秒時設定にも配慮しており、SモードでもMモードでも、シャッタースピードを最長1/4秒まで設定できます。
様々な場所で動画撮影する場合、作品の質を一貫して保てるようにコントロールする必要があります。Z f は Z 9 や Z 8 と同様の優れたアシスト機能を搭載。画像モニターの画面上で映像のディテールを確認できるため、狙い通りの結果が得られます。
クリエイティブの可能性をさらに拡げる、多彩なアクセサリーに対応しています。あらかじめ Z f と接続したリモートグリップ MC-N10(別売)をARRI規格準拠のロゼットにアダプターを装着することで、三脚のパン棒やショルダーリグのハンドル、ジンバルなどと組み合わせて、露出制御やオートフォーカスなどのリモート操作が可能。表現の幅が拡がります。さらに、提携アクセサリーメーカーのカメラ用マイクロホン、ジンバル、ケージなど、多彩なアクセサリーに対応※しており、快適な動画撮影をサポートします。