国内にはたくさんの神社仏閣があります。被写体として考えた場合でも、いろいろな切り口がありとても面白いものです。この作品では神社仏閣の「静寂さ」にスポットを当ててみました。
門の軒下の一部が光に照らされ印象深かったため、広角レンズで奥にある塔と組み合わせて奥行き感を表現してみました。照明の赤味を強調するために、露出補正とホワイトバランスに注意しています。日没後の明るさの残っている時間帯に手持ちでカメラ向きは上向きで撮影しました。
レンズ:AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
焦点距離:24mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/160秒
ホワイトバランス:晴天日陰
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-2.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1600
画角100°(FXフォーマット時)の超広角域からの約1.9倍超広角ズームレンズ。約385gと軽量コンパクトで機動性の高い撮影が可能。
暗い中に木彫りの神馬が鎮座していました。何か神々しい雰囲気が表現できるのではないかと、画像編集機能を使いソフトフィルターをかけてみました。露出補正を-1.3にして手前の柵がオーバーにならないよう注意しています。
50mmの明るい標準レンズを使ったので、絞りを開け気味にして背景の素直なボケを意識しています。傘を差した人物を入れ、動きと奥行きも合わせ表現してみました。
撮影・解説:芳賀 健二