無機質で冷たそうな蛍光灯の灯りと比べると、電球の灯りは色合いも含めて落ち着いた雰囲気が伝わります。撮り方にひと工夫して作品作りをしてみましょう。
趣のある昔懐かしい灯りを赤味を残して撮影しました。側面から撮り奥行きのある構図にし、人が奥を通る瞬間にシャッターを切っています。三脚は使用せず、カメラは手持ちして撮影しました。
レンズ:AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
焦点距離:26mm
絞り値:f/5.6
シャッタースピード:1/250秒
ホワイトバランス:晴天日陰
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-1.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 1600
画角100°(FXフォーマット時)の超広角域からの約1.9倍超広角ズームレンズ。約385gと軽量コンパクトで機動性の高い撮影が可能。
洋館内の照明を窓越しから捉えました。窓に写った木々のシルエットを入れ変化をつけています。天井の反射も考えて灯りはやや下側に配して、バランスをとっています。
日本を感じさせる提灯と瓦屋根との組み合わせです。しっとりとした感じを強調するため、画像編集でソフトフィルターをかけてみました。提灯の赤味を消さないよう、露出補正はマイナス(-2.0)に設定しています。
撮影・解説:芳賀 健二