照明は室内を明るくするだけでなく、人の気持ちを落ち着かせたり、和ませたりといろいろな役割がありそうです。白い蛍光灯ではなく、温かみのある暖色系の照明に注目してみます。
移築したという日本家屋の中で見つけた照明です。三脚が使用できない場所でしたからISO感度を上げて手ブレに注意しました。外光が差し込み、暖炉裏の煙にあたってブルーの光になってくれました。階下から見上げる形で撮影しています。
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:32mm
絞り値:f/5
シャッタースピード:1/80秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:-2.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 6400
VR機構を搭載し、NIKKOR初のED非球面レンズを採用。極限の画質を追求した高性能大口径標準ズームレンズ。
やや広角のレンズを選択し、灯りの数を多めに入れました。下部に日本家屋の特徴である障子を配して、変化と奥行き感も気にしています。手持ちなので、ISO感度は高め(ISO800)の設定です。
ロッキングチェアのある暖炉の上に古風な風情のランプがありました。見上げると冬枯れの木々があり情緒たっぷりです。昼間の撮影でしたが、露出をマイナス(-2.0)に設定して暗めにし、夕暮れの雰囲気を狙いました。
撮影・解説:芳賀 健二