十二支の中でもなんとなく親近感を覚えてしまうのがサルでしょう。表情、動作、母子の愛情表現などシャッターチャンスはたくさんあります。最近特に諸外国で話題になったのは、温泉に入ったサルの様子です。
岩場の日陰にいた1匹のサル。やや寂しそうな孤独感や冬の寒さの厳しさのようなものが表現できればと思いました。主役であるサルは日陰の位置ですが、背景となる空は光が差している状態です。
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:190mm
絞り値:f/3.5
シャッタースピード:1/800秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+0.3段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
細かい雪が降る中、親子のサルがしっかりと抱き合い暖を取っている様子です。毛についた雪が冬の寒い感じを強調してくれています。
杭の上にチョコンと乗っていたサルが急に大きな口を開けた瞬間です。18mmの広角で切り取り、迫力満点の作品になりました。こういったシチュエーションではサルを刺激しないようにすることと、手など出さないよう注意が必要です。
撮影・解説:芳賀 健二
被写体についての知識や理解を深める。今までとは違う視点で被写体をみて、感じる。被写体を知ることで作品作りがより楽しく豊かなものになるかもしれません。ここではニホンザルについて、ご紹介しています。