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場所選びのポイント

基本は「暗い」「広い」ところ

天体観察を楽しむには、暗い夜空のほうが適しています。町明かりや街灯があると、眩しさのために暗い星が見えなくなり、淡い天体が背景に埋もれてしまうからです。街中でそのような場所を見つけるのはなかなか難しいですが、「光が直接目に入らない」ように気をつけるだけでも、随分違います。また、なるべく視界が開けているところを選ぶのも重要です。木立や建物にさえぎられると、低空の天体や天文現象が見えなくなってしまいます。
たとえば、公園や河川敷、校庭などは、比較的視界が広く、街灯がない方向を選べば暗い空を見られます。ビルやマンションの屋上に上がると町明かりが視線より低くなるので、やはり暗い空を見られるでしょう。
ただし、どの場所を選ぶとしても、禁止場所に入ったり騒いだりしてはいけません。また、安全にもじゅうぶんな配慮が必要です。

ベランダや庭からの観察

出かける時間が取れない、一人で暗い場所に行くのは不安だ、という場合は、自宅のベランダや庭からの天体観察を楽しんでみましょう。もちろん、明かりがあったり視界が狭かったりと条件は悪くなりますが、月や惑星といった明るい天体はじゅうぶん楽しめます。双眼鏡や天体望遠鏡があれば暗い星も見えるので、さらに楽しみが広がります。
自宅やその近くで天体観察をするメリットは、気軽に楽しめることに加えて、家族やご近所の方々と一緒に楽しみやすいということにもあります。一人で気ままに楽しむのもいいですが、周りの人と美しさや感動を共有してみてはいかがでしょうか。

たまには遠くに出かけてみよう

高原や海など、自然が多く空気がきれいなところで見る星空の美しさには、やはり格別のものがあります。天体観察のために遠出をするというのではなく、旅行やキャンプのついでに眺める、といったスタイルもいいでしょう。天体望遠鏡付きのロッジやペンションを選ぶというのもよさそうですね。
もし「天体観察をする」ことを目的に遠出する場合は、月明かりの影響が少ない時期を選ぶようにしてください。肉眼でもこれほど多くの星が見えるのかと、圧倒されるでしょう。きっと天の川も見えるはずです。

プラネタリウムや科学館にも行ってみよう

プラネタリウムや科学館では、学芸員やボランティアの方が見どころの天体や面白い天文現象を詳しく教えてくれます。また、展示物やプラネタリウム上映で、幅広い分野の話題を知ることもできます。
観望会では大きな天体望遠鏡を覗かせてくれることもありますし、同じ天文ファンの方と交流することもできるかもしれません。自分ひとりではできないことや気付かない楽しみ方を教えてくれる場所が、プラネタリウムや科学館です。ぜひ活用しましょう。

星空観察のワンポイントアドバイス

流星の見つけ方や星座の探し方、場所選びや便利なグッズ、観察用機材など、星空観察をよりいっそう楽しむためのポイントをご紹介しています。

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