旅先で撮影した美しい景色や子どものかわいい笑顔など、思い出の写真をプリントしてすてきに飾ってみませんか? 今回はバラが美しい季節に横浜山手に出かけて撮影したお気に入りの写真を飾るフォトコルクボードを作ります。市販のボードに飾ってももちろんすてきですが、ちょっと誰かに自慢できるオリジナルのボードで差をつけてみるのはいかがでしょう。思い出をそのときのイメージのままにいつまでも楽しめるフォト雑貨です。
<使用する写真>
フォトコルクボードに飾る写真は、旅先で撮影した中から何枚かセレクトして使います。今回は横浜山手の旅で撮影したハートの石とピンクの靴が写った写真を主役に決め、ピンクのバラや青空の下ではためく国際信号機旗などの写真を脇役としてレイアウト。足元を見たり上を見上げたり、いろいろなアングルで写真を撮っておくと写真のバリエーションが増え、写真の組み合わせがしやすくなります。
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<材料>
①木製パネル(飾りたい写真が留められる大きさのものを用意。平たい紙の空き箱で代用可能)
②コルクボード(材料①のサイズに合わせて用意)
③布(材料①の側面まで覆えるよう、ひと回り大きいサイズでカットしておく)
※布の柄は使用する写真の色と同系色を選ぶと、バランスよくまとまります。今回は写真に写っているバラの緑に合わせ、緑系の柄の布を用意しました。
[取っ手を付けて壁に吊って飾る場合]
④吊り紐(壁などに吊りたいときは必要です。今回は「横浜」のイメージで太目のロープを使いました)
⑤金属取っ手(2個用意)
<材料>
①カッター
②木工用ボンド
③両面テープ(幅1㎝のものを使用)
④はさみ
手順1 コルクボードをカットする
コルクボードを木製パネルのサイズに合わせてカットします。
<ヒント>
コルクボードは一度で切ろうとせず、何度もカッターでなぞるように切っていきます。このとき定規代わりにしている木製パネルがずれないように、しっかり押さえましょう。
手順2 コルクボードを木製パネルに貼る
木工用ボンドを木製パネル全体に出し、カットしたコルクボードを貼り付けます。
手順3 木製パネルに布を張る
木製パネルの四辺の側面を1周するように両面テープを巻き付け、はく離紙をはがします。パネルの側面まで覆うように、布を引っ張りながら貼っていきます。四隅の余っている布はパネルの左右側に織り込みボンドでしっかり留めます。ボンドが乾いたら木製パネルからはみ出した布をはさみで切り落とします。
手順4 写真を留める
お気に入りの写真をピンや画びょうで留めたら完成です。
※お子さんのいるご家庭で飾る場合は子どもの手の届かない場所にするなどご注意ください。
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まとめかたの基本 ~写真の選びかた編~へ
仲良く遊んだり、おやつを食べたり、子どもの日常は笑顔が絶えません。そんな楽しげな日常の写真を小さなフォトコルクボードに1枚ずつ留め、4枚のフォトコルクボードを組写真にして飾りました。木製パネルに張る布は4枚のパネルの統一感を出すため、同じようなカラートーンの無地の紺色とストライプと星柄のグレーを選びました。組写真のテーマは「毎日が笑顔日和」です。
撮影シーンポイントガイド ~子どもの日常~へ
100円ショップなどで売られている幅広のヘアゴムを画びょうなどで留めると、写真を挟んで飾ることができます。今回はシンプルな紺色の布のアクセントになるように、エメラルドグリーンと薄紫のヘアゴムを選びました。
雑貨PHOTOクリエイター/クラフト作家
雑貨のようなかわいい写真を使って制作したフォトクラフト作品のことを"雑貨PHOTO"と呼び、お気に入りの写真を使ったアコーディオンブックや写真の飾りかたなどを提案。各地でワークショップを多数開催。著書や作品展、雑誌、WEBなど幅広い媒体で活躍。
まとめかたの基本では、写真の整理方法をはじめ、写真の飾りかたからアルバムやフォト雑貨を作る上で大切な基本となる知識などをわかりやすくご紹介しています。
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