UHS-II規格対応のSDカード2枚を使用できるダブルスロットを搭載。両方のスロットにメモリーカードを装填して、[順次記録]、[バックアップ記録]、[RAW+JPEGの分割記録]と目的に応じて使い分けることで、撮影画像を効率的に記録できます。カード間で記録画像のコピーも可能。動画撮影時には空き容量が十分なカードを記録先として指定できます。バックアップ記録や分割記録で2枚のカードに保存した同一画像を1回の操作で同時削除でき、ワークフローのさらなる高速化に貢献します。
長時間安心して撮影するために、新たに採用したLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15cは一回の充電で、静止画なら約470コマ※、動画だと約120分間※撮影可能です。さらに、静止画モードで利用できる「パワーセーブ」機能を新たに搭載。半押しタイマーがオフになる約15秒前から撮影画面の表示を暗くしてバッテリーの消費を抑えます。
バッテリーの消耗を抑えながらカメラが使用できる「USB給電」機能を新たに搭載※1。本体充電ACアダプター EH-7P(別売)、市販のモバイルバッテリー※2、パソコン※3に対応しています。USB充電も可能です。
画像モニターには、多彩な操作が可能なタッチパネルを採用。3.2型、約104万ドットの大型モニターで、メニュー設定や撮影、ピンチやスワイプによる拡大画像でのピント確認などのタッチ操作が可能です。また、上下の広い範囲で自由な角度にチルト可能。上向きに展開してもファインダー接眼部に遮られてモニターが見えにくくなることがなく、下向き展開も三脚に取り付けたままでスムーズに行え、静止画、動画撮影のアングルの自由度を高めます。
自分の撮影スタイルに合わせて、ファインダーと画像モニターの使い分けが切り換えられます。「モニターモード」を[自動表示切り換え]に設定すると、アイセンサーにより、ファインダー表示と画像モニター表示が自動的に切り換わります。[ファインダーのみ][モニターのみ][ファインダー優先]も選択可能。「モニターモード切り換えボタン」を押すたびに切り換わります。また、使用するモニターモードを限定することもできます。
ピントを詳細に確認したいときに便利な拡大表示。撮影画像を1コマ表示モードで再生しているときは、電子ビューファインダーでも画像モニターでも、拡大ボタンを押すと拡大表示が可能です。鮮明な拡大表示で、ピントの状態をつぶさに確認できます。Fn1/Fn2ボタンまたはサブセレクターの中央ボタンと拡大ボタンを押すだけで、フォーカスポイント位置を中心に、設定した拡大率※で表示する設定も可能です。約369万ドットと高解像な電子ビューファインダーで、ファインダー撮影時も快適に確認できます。
カスタムボタンに[フォーカス位置の登録]と[フォーカス位置の呼び出し]を割り当てることができ、あらかじめレンズにピント位置(フォーカス位置)を登録して、その位置に素早くピントを合わせる(フォーカス位置の呼び出し)メモリーリコール機能を使用可能※。頻繁に決まったピント位置で撮影する場合に便利です。
Z 5は、マニュアルフォーカスの撮影をサポートする4種類の機能で、ピント合わせが簡単です。撮影前に拡大ボタンを押せば、拡大画像で詳細なピント確認ができます。被写体にピントが合うとファインダー内および画像モニター内のピント表示(〇)が点灯し(フォーカスエイド)、選択したフォーカスポイントは緑色に変わります。また、ファインダーおよび画像モニター下部のフォーカス距離指標※は、無限遠から至近の間でピントが合っている場所を表示します。さらに、画面内で最もコントラストが高い(ピントが合っている)部分の輪郭を、カメラが自動検出して色を付けて示す「ピーキング表示」も可能です。
RAW一括現像により、タイムラプスムービー制作のワークフローが飛躍的に向上します。インターバルタイマー撮影の素材からタイムラプス動画を作成する場合、撮影コマ数が膨大なためRAW現像に非常に時間がかかり、ポストプロダクションに長時間を要しました。Z 5のカメラ内「RAW現像」では、保存先のスロットを選択してRAWファイルの一括現像が可能です。
奥行きのある風景や標本などの全体にピントが合った画像を作成できる深度合成※。その素材用に、ピントが合っている位置を撮影開始時の位置から無限遠に向かって自動的にずらした画像を、最大300コマまで簡単に取得できます。フォーカスステップ幅(レンズのピント送り量)は10段階から選択可能。撮影間隔は0~30秒の間で設定でき、最速約3コマ/秒の連続撮影も行えます。「サイレント撮影」も併用できます。
信頼できるカメラなら、撮影状況に左右されることなく気軽に使うことが可能です。Z 5のボディーには、前面カバー、上面カバーに、軽量で堅牢なマグネシウム合金を使用し、高い剛性と耐久性を保ちながら軽量化を実現。接合部には効果的なシーリングを施し、急な天候の変化でも安心して撮影できる高い防塵・防滴性能※を確保しています。厳しい撮影環境での風景撮影や、屋外で長時間撮影することが多いインターバルタイマー撮影にも安心して臨めます。