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<フード×背景ボケ>雑誌のようなカフェ写真

おしゃれなカフェに出かけたのに、なかなか写真がおしゃれに撮れない…。そんなときは、背景をグッとぼかした撮影にチャレンジしてみてください。主役となる料理にピントをしっかりと合わせ、背景をぼかすことで、料理に目線が行きつつカフェの様子も伝わる、素敵なカフェフード写真を撮ることができます。
背景はハッキリと写りませんが、背景をどこにするのか、何をぼかすのかを意識することがポイント。被写体と背景との距離を変えると、ボケ具合に変化をつけられます。
また、カフェでの撮影では、自然光の入る窓側の席やテラス席を選ぶと、フードを明るくナチュラルな色合いで表現でき、思い通りの写真が撮りやすくなります。

カフェ写真の作例

メインの被写体であるエッグベネディクトを際立たせながら、カフェの雰囲気も伝えるために、背景に店内をぼかして写り込ませた構図に。F値を、使用しているレンズのもっとも小さい値(開放F値)に設定し、フードに少し近づきます。被写体とボケさせたい背景の距離があればあるほど、大きくボケます。
ボケの分量が多くなるようにカメラを構える位置を探り、少し低めの高さから手持ちで撮影。ポーチドエッグにピントを合わせて、今にもトロリととろけてきそうな様子を表現しました。コーヒーカップはフードの斜め後ろに配置し、対角線構図で奥行きを演出します。
レンズは、他のお客さんの邪魔にならないようなコンパクトで、かつ開放F値が小さいものがおすすめ。今回は、フードも背景もちょうどよく画角に収められる焦点距離40mmのレンズを選びました。

撮影時のポイント

カフェ写真のビハインドザシーンズ
  • 絞り値はレンズの開放F値に設定
  • カフェの雰囲気も伝えるために、背景に店内を背景ボケで写り込ませた構図に
  • 主役となるフードとボケさせる背景との距離をとる
  • コーヒーカップをフードの斜め後ろに配置し、奥行きを演出

撮影情報

カフェ写真の作例

使用機材・撮影データ

  • カメラ:Zf
  • レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • 焦点距離:40mm
  • 絞り値:f/2
  • シャッタースピード:1/800秒
  • ホワイトバランス:オート
  • 露出モード:絞り優先オート
  • 測光モード:マルチパターン測光
  • 露出補正:0段
  • フォーカスモード:AF-S
  • ISO感度:125

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撮影バリエーション

カフェ写真の作例

背景ボケに食事をしている人物の手元を入れ、臨場感を出しました。カトラリーやカップを持っている手元をさりげなく入れると、写真に動きやぬくもりが加わります。

カフェ写真の作例

フードと合わせて、自分の目線から見えるお店の様子を伝えるために、引きで撮影。店内の詳細は写さず背景ボケで入れることにより、ごちゃごちゃした背景になるのを防ぎます。情報量が多いながらも、あくまでも主役はフードであることがわかる1枚に。店内の照明がやわらかくボケてアクセントとなり、お店の落ち着いた空間を表現できました。

SAORI(トラベルクリエイター)
Photo: SAORI(トラベルクリエイター)
カメラ片手に旅をしながら、かわいいと思った瞬間を切り取っている。企業のSNSコンテンツ用の撮影や、宿泊プラン・ツアープロデュースなど旅にまつわるPRにカメラとともに携わっている。

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