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まとめかたの基本 〜写真整理編〜

気軽に撮れて、撮った写真をその場で見ることができるデジタルカメラ。手軽に撮影が楽しめる一方、撮っただけで満足してしまう方も多いのではないでしょうか。結果、撮った写真は記録メディアに入れっぱなし、お気に入りの写真を見つけるだけでも一苦労……なんてことになりがち。
撮りっぱなしのままでは記憶は薄れてしまいますし、撮った後に思い出をふり返ることができるのが写真のよいところです。だからこそ、写真をもっと楽しむため、撮りっぱなしの写真を整理してみませんか? やってみると意外と簡単、そんな写真整理のコツをお伝えします!

※掲載している情報は、コンテンツ公開当時のものです。

脱! 撮りっぱなし生活 簡単写真整理術

これまで撮った写真を全部整理するのは大変そう? いえいえ、大丈夫。少しずつ最近のものから始めてみましょう。ここではUSBケーブルとニコンの画像閲覧&編集ソフトウェア「ViewNX-i」を例に、保存方法と写真整理の方法を紹介します。

※2022年6月30日をもちまして、ViewNX-iの提供は終了いたしました。

パソコンに撮影データを保存する

まずはカメラ内の写真をパソコンに保存してみましょう。パソコンへの保存方法は大きく分けて2つ、記録メディアをパソコンのメディアスロットに挿し込む方法と、USBケーブルでカメラとパソコンをつなぐ方法があります。

  1. 手順1 画像閲覧&編集ソフトウェアをインストールする
    まずはパソコンの準備から。画像閲覧&編集ソフトウェアをパソコンにインストールします。ソフトウェアはインターネットからダウンロードできます。

    NX Studio

    ※2022年7月現在ニコンが無償で提供する画像閲覧&編集ソフトウェアはNX Studioです。

  2. 手順2 カメラ内の画像をパソコンに転送する
    カメラの電源を[オフ]にした状態で、USBケーブルを使ってパソコンとカメラをつなぎます。

  3. 手順3 転送した写真を確認する
    写真の転送が完了したら、カメラの電源を[オフ]にしてからUSBケーブルを抜きます。
    初期設定では、以下のフォルダー内の新規サブフォルダーに写真が転送されます。
    Windows ……[(ユーザ名)]>[ピクチャ]>[Nikon Transfer 2]
    Mac OS ……[ユーザ]>[(ユーザ名)]>[ピクチャ]>[Nikon Transfer 2]

写真整理の3ステップ

たくさん撮った写真でも、後から見返したりプリントしたりするのは上手に撮れたお気に入りの写真です。というわけで次は、[レーティング]機能と[ラベル]機能を使ってお気に入りの写真が見つけやすいよう仕分けをしましょう。あまり手間をかけたくないという方は、ステップ1とステップ2をやるだけでも整理がつきます。

ステップ1 撮影月ごとに写真をフォルダーに分ける

まずは、転送されたすべての写真を撮影月ごとのフォルダーに分けます。たくさんの写真を時系列に並べて管理することで、後から写真を探すときに「あのとき撮った写真」という手がかりになりすぐに探せるようになります。フォルダー名は「西暦+月(1月~9月は01~09とする)」にするとフォルダーが昇順に並びます。ひとつの年のフォルダー内に、1月~12月までのフォルダーを作って写真を振り分けましょう。

ステップ2 写真にお気に入りの順位をつける

次に、お気に入りの度合いに応じて写真に順位をつけましょう。[レーティング]は写真の重要度やお気に入り度を5段階の星マークと、除外候補のゴミ箱マークで割り当てることができる機能です。最初からあまり細かく順位づけすると大変ですので、まずは以下の3段階で分けるのがおすすめです。
【星5つ】……印刷したり活用したりするお気に入りの写真
【星3つ】……思い出として残しておきたい写真
【ゴミ箱マーク】……不要な写真(目をつぶるなどの失敗写真、連写で撮影したシャッターチャンスの前後の写真など)

≪ヒント≫
  • すべての写真に無理やり順位をつける必要はありません。
  • ゴミ箱マークに設定した時点では写真は[削除]されていませんので、マークをつけ直すことが可能です。
  • なお、パソコン上から写真を[削除]したいという場合は、その写真をパソコンのゴミ箱フォルダーに移動させ、[ゴミ箱を空にする]を選択します。

ステップ3 撮影ジャンルごとに[ラベル]をつける

最後に、[ラベル]機能を使って写真を撮影ジャンルごとに分けましょう。この作業をすることで、後から写真を探すときに見つけやすくなります。
ラベルは1から9までの数字にそれぞれ色分けされていて、たとえば、子どもの写真は【1レッド】に、旅写真は【2オレンジ】にといった形で写真1枚ずつに1つのラベルをつけることができます。
すべての写真にラベルをつける必要はありません。ステップ1で【星5つ】に設定したよく見返すお気に入り写真だけでもやっておくとよいでしょう。

ラベル名を変更しよう

ステップ3で設定したラベルは、オリジナルの名前に変更することができます。
たとえば1レッドを【子ども】という名前に、2オレンジは【旅行】という名前に変更すれば、ひと目見るだけで「1は子どもの写真だな」、「2は旅先の写真」とわかるようになるのでとても便利です。ラベルづけに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてください。

≪ヒント≫
  • ラベル名を変更するには、[編集]画面の[オプション]→[ラベル]から変更できます。

お気に入りの写真は絞り込んで探そう

「家族で写っている写真、プリントして母に送ろうかしら」。「年賀状に使う子どもの写真はどれにしようかな?」。そんな、お気に入りの写真を探したいときに便利なのが、ここまでで設定しておいた[レーティング]や[ラベル]です。
このレーティングやラベルを元に絞り込みをかけることで、簡単に探せるようになります。表示したいラベルの数字をクリックしたり、レーティングの星マークをクリックしたりすることで、設定した写真だけが表示されて一覧で見ることができます。

より細かく絞り込むには
写真に[キーワード]をつけるとより詳細な絞り込みができ、写真が見つけやすくなります。ひとつの画像に[ラベル]はひとつしか設定できませんが、[キーワード]は100まで追加できます。たとえば子どもが数人いる場合は、大きなくくりで[ラベル]を【子ども】に設定し、[キーワード]を【お姉ちゃん】、【妹】と細かく設定することで、上の子だけの写真、下の子だけの写真と区別できるようになります。

[XMP/IPTC情報]の[キーワード]に設定したいキーワードを入力し、[追加]をクリックするとキーワードが設定できます。

[検索]にキーワードを入力すると、設定されたキーワードの写真が表示されます。

写真整理を続けるポイント

月に1回パソコンに保存する習慣を作る

記録メディアについため込んでしまう写真たち。写真整理を「いつかやろう」と思っていても、後回しにしてしまいがちです。 写真整理はため込む前に小まめに行えば、それほど時間も手間もかかりません。おすすめは月に1回、写真整理の日を作ること。手帳やカレンダーに「写真整理の日」と書き込んで"外から気づく仕組み"を取り入れ、写真整理の習慣を作りましょう。

写真の仕分けは楽しみながら直感で分ける

[レーティング]や[ラベル]の設定は、難しく考えるとなかなか進みません。設定は後からでもつけ直せるので、考え込まず「好き」、「嫌い」などの直感でよいので、とりあえずでも設定してしまうのが○。
また、お子さんと一緒に「この写真いいね!」と言いながら仕分けるなど、写真整理が“写真を見返す楽しい時間”になるといいですね。

写真は、撮って残して見返すから思い出になる
さぁ、写真のある生活を楽しみましょう!

「赤ちゃんのときは、こんなに小さかったんだよ」、「去年の旅行は楽しかったね」etc……。写真を見ながら思い出をふり返る時間は楽しいものです。
パソコンの中の写真は整理するだけでなく、プリントしてアルバムにまとめたり、部屋に飾ったり、写真を使ってかわいい雑貨を作ってみたり、生活の中にどんどん取り入れてみてください。そうすることできっと、家族や友人とのコミュニケーションがぐっと増え、写真を撮ることがもっともっと楽しくなるはずです。

まとめかたの基本

まとめかたの基本では「写真のある生活」のための第一歩となる写真の整理方法をはじめ、プリントのコツ、写真の飾りかたからアルバムやフォト雑貨を作るうえで大切な基本となる知識などをわかりやすくご紹介します。

まとめかたの基本 〜プリント編〜
まとめかたの基本 〜写真の選びかた編〜
まとめかたの基本 〜写真レイアウト編〜

撮った写真でなに作る?

かわいくすてきに撮れた写真。プリントして部屋に飾ったり、アルバムにまとめたり、持ち歩いたり、プリントした写真を生活の中に取り入れ、写真をもっと楽しむアイデアをご紹介します。

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撮影シーンポイントガイド

プリントする前にまず、すてきな写真が撮りたい。そんな方におすすめなのがこちらのコンテンツ。イベントごとや特別な日だけに限らず、さまざまなシーンごとに残しておきたいベストショットや、撮っておくとよいシーンのアイデアなどをご紹介します。

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