「〈裏〉は、影のおもしろさを非常によく表現できています。とくに、人物の影だけじゃなくて手すりの影も一緒に投影しているところ。画面の中にデザイン性を生み出したテクニカルな作品です」(熊切)
「〈その先〉は、画面の奥行きをボケを生かしながら作り上げることができていますね。人物の表情がとても自然で、撮影時のコミュニケーションや雰囲気作りにも長けていたんじゃないかなと想像できます。背景は作り込んでいるけれど人物の存在感が何よりも際立っているのがとてもいいです」(秋山)