第195回TopEyeフォトコンテスト

こんな時期こそ、身の回りの題材に目を向けよう

年に1回の審査となり、以前より幅広い作品が集まった印象です。カメラを始めたばかりのようなフレッシュな作品から、しっかりと練り込んだ秀作までバラエティに富んだ作品を拝見する事ができました。新型コロナの蔓延により写真を撮影することはもちろん、外出することもままならない状況が続いております。そんな厳しい環境の中、身近な題材に目を向けた作品を多く見ることができました。身の回りの出来事もその切り撮りや光の扱い方、カメラの機能を活かせば楽しく表現できる事に気づいた方が多かった様に感じられました。

モラルを守りつつ「今」を捉えていこう

年1回のコンテストは、いわば1年の総まとめ。初めてカメラを通して世界を見た興奮、シャッターを切る素直な喜びを改めて感じました。コロナ禍の中、友達と撮影を楽しむ機会が減った反面、自分を見つめ、作品に活かした人もいることでしょう。写真は被写体と共に、場の空気感や気持ちも刻み込みます。今後も写真を通し、それぞれの「今」を考えていきましょう。ところでこのコンテストには、生き物を捉えた作品も寄せられますが、世の撮影者の中には、演出のため自然の姿に手を加える残念な例もあるようです。それが明らかな作品は議論の上、審査から外しています。自分の写真がモラルに沿っているか、問い続けることも忘れないでください。