個性的なバオバブたちの光と影
バオバブは本当に心惹かれる樹だった。太いもの、ひねくれているもの、踊っているようなものなど、とにかく個性的で、見ているうちにその独自の表情をすべて捉えたい衝動にかられた。バオバブを見かけるたびに、車を停めて全部にカメラを向けてしまいたくなるほどだった。
古いバオバブは、1,000歳は優に過ぎているという。年季の入った樹形や樹皮を見ていると、まるで地球の長老と対面しているような気持になった。森がどんどん減ってしまっている状況の中、貴重なバオバブの古木たちの数も、かなりの勢いで減ってきているという。とても惜しい。
バオバブ林の撮影
車の天井に乗って、バオバブの林を空と一緒に撮影する。
撮影協力:マダガスカルツアーサービス
絶命した最大のバオバブ
2018年1月、落雷で息絶えたマダガスカル最大のバオバブ、“ツイタカクイケ”。胴回りは28メートルだった。
バオバブ茶
バオバブの樹皮からは、疲労回復効果のあるお茶ができるという。
がっかりの落書き
世界の観光地の例にもれず、バオバブにも落書きがたくさん刻んであった。やめてほしい…。
野焼き
野焼きのせいで、あやうく燃えてしまうところだったバオバブ。虫も鳥もカメレオンも住めなくなってしまう。
脚立からの撮影
脚立に乗って、バオバブの表面の模様を撮影中。
撮影協力:マダガスカルツアーサービス