Nikon Imaging
Japan
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NX MobileAirアプリ

特長

撮影から納品までのワークフローを加速し、生産性を向上

NX MobileAirアプリは、カメラとスマートデバイスをUSB接続することで、撮影中にスマートデバイスに画像を自動的に転送します。転送された画像にはIPTC情報が付加され※1、登録したFTPサーバーに送信。プロセス全体が自動的に実行され、自動傾き補正※2をはじめ、数々の自動化機能も適用できます。このアプリケーションは、データの納品までに必要な作業を最小限に抑え、撮影と配信のワークフローを加速。フォトグラファーはアプリの操作に煩わされることなく撮影に集中し、信頼性の高いデータを配信できます。

事前に設定が必要です。
FTP送信時に自動補正を適用するかどうかをユーザーが事前に設定できます。Androidのみ対応。

カメラとスマートデバイスを撮影後にUSB接続して、カメラ内のメモリーカードに保存した画像(プロテクト画像のみ)を手動でスマートデバイスに転送したり、NX MobileAirアプリ上で選択した画像をFTPサーバーに送信したりできるため、必要な画像だけを効率的に選別できます。

画像インポート時に被写体の種類や状態などの詳細な条件で画像を絞り込める、ディープラーニング技術を用いて開発したアルゴリズムによる画像解析が可能。サムネイル画面で、従来のファイル情報(日付、レンズ名など)に加え、被写体の種類(人物、乗り物、動物)や画像に写っているものの特徴(人物の有無、人数、クローズアップかバストショットか、顔へのフォーカスの有無など)による詳細な検索条件で絞り込めます※。これにより、たとえば「1枚の画像に2人写っている」という検索条件を満たす画像も即座に検出。目的の画像に素早く到達でき、ワークフローの大幅なスピードアップに貢献します。

画像解析が必要な項目(人物の有無、乗り物の有無、動物の有無)については、インポート時の画像解析がオンの場合のみ絞り込みの対象になります。Ver.1.1.0より前のNX MobileAirでインポートした画像は、日付、画像編集、音声メモのみが絞り込みの対象になります。画像解析を行わないRAW(NEF)画像は絞り込みの対象になりません。

NX MobileAirアプリ使用時は、カメラとスマートデバイスをUSB接続します。カメラでの面倒な設定は必要ありません※。高速で信頼性の高い有線接続を用いることで、ネットワークの通信環境などによる画像転送の失敗を防げるので、安心して撮影に集中できます。さらに、ワイヤレス接続に比べ消費電力が抑えられるので、カメラのバッテリー消耗も軽減できます。

Androidの場合。iOSの場合は[ネットワーク]メニューの設定を調整する必要があります。

FTPサーバーへの画像転送時、JPEGデータの圧縮率や画像の長辺の画素数などを指定して、ファイルサイズや画像サイズを調整可能。これらのサイズを小さくすることでアップロードに要する時間を短縮し、即時性が求められるジャーナリズムの要請に応えます。この機能は、手動転送、自動転送のいずれでも使用できます。

従来のJPEGに加え、RAW(NEF)画像※1のインポートにも対応。カメラとスマートデバイス※2の両方からNX MobileAirのアルバムに画像を取り込めます。

サムネイル表示、IPTC情報編集に対応。画像解析、ファイルサイズ変更、画像編集には非対応。
「NX MobileAir」アプリをインストールしたiOS端末、Android端末。

画像インポートのタイミングは、カメラ接続時※(撮影後にカメラとスマートフォンを接続したらインポート)とカメラで撮影時(カメラとスマートフォンを接続中に撮影したらインポート)の両方に同時に対応。設定変更の操作を省き、いつでも画像を取り込めます。

「カメラ接続時のインポート」の個別設定で、[インポートする][インポートしない]を選択可能。

NX MobileAirアプリは、画像と同時に音声メモもスマートデバイスに転送できます。IPTC情報を編集する際、音声メモをスマートデバイスで再生して参照できるので便利です。

特別な機器やセットアップなしで、スマートデバイスで撮影した画像をNX MobileAirアプリで即座にFTPサーバーへ送信ができます。また、あらかじめスマートデバイスに取り込んでおけば、他社製カメラで撮影した画像をFTPサーバーへ送信することも可能です※。

NX MobileAirアプリは、USBケーブル接続時にはニコン以外のブランドを認識しません。他社製カメラで撮影した画像を送信する場合は、あらかじめ画像をスマートデバイスに取り込んでください。

Frame.ioに対応することで、動画制作のさらなる効率化を実現(Android版Ver.1.4.0)

クラウドベースで共同作業を行えるコラボレーションプラットフォーム 「Frame.io」※への動画転送に対応します。これにより、編集者や他のチームメンバーが世界中のどこにいても、撮影後の映像のレビューと編集が可能になり、チームの映像制作の効率が大幅に向上。自動アップロードでも手動アップロードでも、アプリから動画ファイルを選択してFrame.ioアカウントに送信できます。転送中、動画ファイルはスマートデバイスにダウンロードされないため、データがデバイスのストレージスペースを占有することはありません。

2024年12月17日現在、Z9、Z8、Z6IIIで利用可能。ご利用にはFrame.ioアカウントが必要です。

パソコン不要の手軽なワークフローを確立可能

NX MobileAirアプリは、4Gまたは5Gネットワ​​ークを介してFTPサーバーに画像を送信します。ノートパソコンを持ち歩いたり、撮影場所のWi-Fi環境を気にしたりする必要はありません。このため、ノートパソコンの持ち込みが禁止されている場所でも支障なく撮影、画像転送できます。また、従来はパソコンで行っていた作業がスマートデバイスでできるため、狭い場所でも効率よく作業が可能。画像転送に必要だったワイヤレス送信機などの機材も減らせるため、撮影の機動性が格段に高まります。

NX MobileAirアプリを用いることで、ワイヤレス送信機など、これまではパソコンに画像を転送するために必須だった機材が不要になり、これらを調達するコストを節約できます。また、一般的なスマートデバイスで操作できるため、専用のプロフェッショナル仕様のスマートデバイスを追加購入する必要もありません。

撮影場所で最終的に配信される画像の品質を向上させる

NX MobileAirアプリでは、アプリケーション内で下記の項目を編集可能。商業写真の画像の価値を、撮影現場で素早く、簡単に高めることができます。

IPTC情報の手動付加(画像またはアルバムごとに、プリセットを作成できます)
各IPTCフィールドの音声入力(テキスト変換あり、OS機能を利用)
画像の閲覧と選択(サムネイルまたは拡大表示、撮影情報の表示、画像の削除、音声メモの再生)
画像編集(トリミング、回転、傾き補正、自動傾き補正※)
画像をインポートと同時に自動FTPアップロードする場合はAndroidのみ対応(iOSは非対応)。
IPTC情報手動付加
IPTC各項目の音声入力
画像閲覧/セレクト
画像編集

プロフェッショナルのニーズに即した機能

●サムネイルにファイル名を表示し、必要な画像をより簡単かつ迅速に確認できます。
●サブメニューに表示される「FTPでアップロードした画像を選択」で、該当する画像を一括して選択・削除できます。
●アルバム画面に同期ボタンを表示。アプリケーションのバックグラウンド操作中に撮影した画像を、再接続の手間なく、簡単に後から取り込めます。
●既にアプリケーションに取り込んだ画像を再度取り込まないよう設定できます。
●IPTCインポート/エクスポート機能で項目の並び順と表示/非表示の共有に対応。クライアントが指定するIPTC情報の並び順に合わせることで、納品先で条件を揃える手間が省け、ミスも防げます。
●アプリからの設定で、カメラの時刻設定をスマートデバイスの時刻設定に同期できます※。

カメラのタイムゾーン設定は変更されません。

●動作中のスマートデバイスの画面をロックし、ポケットやバッグに入れてもアプリが誤動作するのを防げます。

スクリーンロック時

●転送中にUSBケーブルが外れるなどしてエラーが発生しても、ケーブルの再接続後にカメラからスマートデバイスへの画像転送が自動的に再開します。
●アルバムごとにIPTCおよびFTP送信の設定が可能
撮影目的や配信先に合わせてアルバム(画像フォルダ)を最大50個登録可能。アルバムを切り換えて、複数のビジネスシナリオに対応できます。
●画像を選択した順番どおりの順序でFTPサーバーに送信
●FTPへの送信中に処理ステータスを表示
各画像の転送状態や転送中の画像の枚数など、FTPサーバーに送信中のデータの状態をスマートデバイス上に表示します。
●IPTCラベルの名前と順序をカスタマイズ可能
●パソコンで作成したIPTCプリセットのインポート、NX MobileAirアプリで作成したIPTCプリセットのエクスポートが可能(Androidのみ)

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