一般的な大口径レンズでは、絞り開放時に点光源の像が翼を広げた鳥のような形ににじむサジタルコマフレアという収差の発生が顕著になります。AF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gは、このサジタルコマフレアや、色のコマ収差による色にじみを画像周辺部まで効果的に軽減。開放絞りからコントラストの高いシャープな描写を実現しています。広い画角を活かした風景撮影はもちろん、夜景や天体撮影にも活躍します。
f/1.4の明るい開放F値と9枚羽根の円形絞りで、焦点距離35mm※の広角レンズながら、背景を、自然な形状を残しつつやわらかくぼかした写真表現で楽しめます。鮮鋭感の高いピントの合った部分からボケ量がなだらだかに変化していく美しいボケ味により、自然な奥行き感を再現できます。
逆光時のフレアやゴーストを効果的に低減するナノクリスタルコートを採用。多層膜コーティングなどの他の反射防止コーティングの限界を超えた高い反射防止効果で、レンズの解像力を活かしたクリアーな画像が安定して得られます。
静粛でスムーズなAFを実現するSWM(超音波モーター)を搭載。また、複数に分割したレンズ系のうち小さな後群のわずかな移動でピント合わせができるRF方式を採用しており、素早いフォーカシングが可能です。M/Aモード対応でマニュアルでのピント合わせも快適です。