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撮った写真でなに作る? “思い出フォトコラージュ 〜子どもの日常編〜”

かわいい子どもの写真はただ飾るだけでもかわいいものですが、今回は真上から撮影した赤ちゃんの写真を切り抜いてひと工夫、寝相アート風のフォトコラージュ作品を作ります。コラージュテーマは「ボクの成長記録」。寝ころんでいる赤ちゃんとメジャーに見立てたマスキングテープ、赤ちゃんの身長を貼り合わせ、さらに赤ちゃんのお気に入りのクマのぬいぐるみも写真で撮って一緒にレイアウト。この時期の思い出をぎゅっと詰めて、かわいくすてきな作品に仕上げましょう。

<使用する写真>
寝転ぶ赤ちゃんを真上から撮影した全身写真を使って、寝相アート風のコラージュにチャレンジ! 「寝相アートに興味があるけれど、難しそうで……」という方も、こんな風に真上から写真を撮っておけば後から自由にアレンジできるので、時間やタイミングを気にせずじっくり作ることができます。

子どもの日常を撮るときのおすすめシーンはこちらでチェック
撮影シーンポイントガイド~子どもの日常~へ

<材料>
①額縁(A4程度・額縁のガラスは外して使用)
②額縁サイズの紙(台紙用)
③好みの柄紙(今回は4種類を用意)
④つまようじ
⑤好みのコラージュ素材(今回はハートや星型のウッドパーツを使用)
※コラージュ素材として写真と一緒に貼るものはお好みのものでOK。立体的なものを入れるのがおすすめです。
⑥好みの色のマスキングテープ(今回はゴールド、目盛の入ったものを用意)

<材料>
①両面テープ
②英字、数字のスタンプ(なければ手描きで代用可)
③好みの色のスタンプ台(今回はゴールドを使用)
④テープのり(もしくはスティックのり)
⑤カッターマット
⑥定規
⑦シャープペンシル
⑧カッター
⑨はさみ

“思い出フォトコラージュ 〜子どもの日常編〜”を作る

  1. 手順1 使用する額縁のサイズに合わせ、写真をプリントする
    今回は赤ちゃんが寝転ぶ全身写真を2Lに、お気に入りのぬいぐるみの写真をL版にプリントしました。

    写真プリントのコツはこちらでチェック
    まとめかたの基本 〜プリント編〜へ

  2. 手順2 プリントした写真をはさみで切り抜く
    最初に周囲を大まかに切り落としてから、赤ちゃんにそってていねいに切り抜きます。
    <ヒント>
    洋服のタグやおむつが見えてしまった所など余計に写ってしまった部分は、赤ちゃんのフォルムが変わらないのであれば切り取ってしまいましょう。また赤ちゃんのほんの少し内側を切るイメージで切り抜くと、背景の色も残らずキレイに仕上がります。

  3. 手順3 コラージュ素材のフラッグを作る
    あらかじめ、つまようじにマスキングテープを巻いてフラッグの棒を作っておき、棒の長さに合わせて切った柄紙を両面テープで棒にくるりと巻きつけるように貼りつけます。大きめのものと小さめのもの、2つのフラッグを作っておきましょう。
    <ヒント>
    柄紙を接着するとき、つまようじの頭の部分を数ミリ出すようにして貼ると、よりフラッグらしさが出せます。

  4. ワンポイントアドバイス

    フラッグの棒は、つまようじの頭の部分までしっかりマスキングテープを巻いておくとよりかわいくなります。

  5. 手順4 フラッグにスタンプを押す
    大きめのフラッグにはアルファベットのスタンプで赤ちゃんの名前を、小さめのフラッグにはクマのぬいぐるみ身長のサイズを数字で押しておきます。
    <ヒント>
    スタンプがない場合は、好みのペンで書くだけでOK。

  6. 手順5 身長の数字を切り抜く
    柄紙にシャープペンシルで赤ちゃんの身長の数字、単位の「c」と「m」を薄く下書きし、はさみでその内側をていねいに切り抜きます。
    <ヒント>
    切り抜いたら、下書きは消しゴムで消しましょう。

  7. 手順6 台紙用の紙に素材を並べ、レイアウトを考える
    台紙用の紙に柄紙、切り抜いた写真、フラッグ、数字、その他用意したコラージュ素材を並べ、レイアウトを検討します。

  8. ワンポイントアドバイス

    台紙用の紙は、あらかじめ額縁に合わせたサイズに切っておきましょう。今回はさらに、木目の柄紙をフローリングの床に見立てて台紙に貼り(見える部分のみでOK)、土台を作りました。貼るときはテープのりを使うと紙がゆがまずキレイに貼れます。

  9. 手順7 台紙の上にレイアウトの基本となる素材を貼る
    台紙に黄色の柄紙を斜めに貼り、台紙からはみ出した余計な部分をカッターで切り落とします。赤ちゃんの素材を置き位置を決めたら(この時点では貼りません)、その横に定規柄のマスキングテープを貼ります。
    <ヒント>
    定規柄のマスキングテープは、細く切った紙に目盛りと数字を入れたものを貼ることで代用できます。

  10. 手順8 額縁をあてレイアウトを決めたら、貼りつける
    実際に額をあてながら、コラージュ素材の角度や隙間の間隔を微調整します。位置が決定したら、一度額を外し各種コラージュ素材をひとつずつ両面テープで土台に貼りつけ、すべての素材を貼り終えたら額に入れて完成です。

作品バリエーション

ブランコで遊んでいるときに撮影した2枚の子どもの写真。 全身が写っている写真を選び、水色と白のフェルトで作った青空の背景と組み合わせてフォトコラージュを作りました。コラージュテーマは「お空の上でブランコ遊び♪」です。

ポイント1 ブランコの吊り具は毛糸でかわいく!

ブランコの吊り具は切り取ってしまい、毛糸と木工用ボンドを使って、ブランコの吊り具を作ります。手の部分に切れ目を入れて毛糸を通すとよりかわいくなります。

ポイント2 コラージュ素材に可愛い柄の布を利用

背景はフェルトやボタンなどでファンタジックに仕上げました。また、かわいい花柄の布を切り抜いてコラージュ素材に。柄の布は切り抜くだけでそのままコラージュ素材として使え便利です。素材は購入しなくても、雑誌や広告の写真、包装紙など身近なもので作ることができます。

今回の講師 美和(みわ)

雑貨PHOTOクリエイター/クラフト作家
雑貨のようなかわいい写真を使って制作したフォトクラフト作品のことを"雑貨PHOTO"と呼び、お気に入りの写真を使ったアコーディオンブックや写真の飾りかたなどを提案。各地でワークショップを多数開催。著書や作品展、雑誌、WEB など幅広い媒体で活躍。

子どもの日常を撮影するなら「撮影シーンポイントガイド」

“思い出フォトコラージュ”も、作る前にはまず素材となる写真が必要です。なかなか適した写真が見つからないという方は、ぜひ子どもの写真を撮影するところから作品づくりを楽しんでみてください。
イベントや特別な日だけに限らず、さまざまなシーンごとに残しておきたいベストショットや、撮っておくとよいシーンのアイデアなどをご紹介する「撮影シーンポイントガイド」では、今回使用した素材写真をはじめとした「子どもの日常」をとらえた作品をたっぷり掲載しています。あわせてぜひご覧ください。

撮影シーンポイントガイド ~子どもの日常~へ

まとめかたの基本

フォト雑貨の制作にあたり、プリントの方法がわからないといったお悩みをお持ちの方はこちらへ。
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