第191回TopEyeフォトコンテスト

瞬間を「切り撮る」ことで生まれるストーリー

本年度から「TopEyeフォトコンテスト」審査を担当させていただきます、写真家の熊切大輔です。よろしくお願い致します。初めて皆さんの作品を拝見してまず感じたのは、表現力の豊かさと自由さ。そして何より若々しいパワーが伝わってきました。瞬間を切り撮るのに大事なのは、シャッターチャンスを逃さない瞬発力と構図を捉える感覚です。今回は構図の面白さと切り撮りの妙を活かした作品が多かったように思えます。説明的にならず、切り撮ることによって生まれる新たな意味やストーリー。そんな表現を作品の中からいくつも見つける事が出来ました。今後もよりいっそう形や技にとらわれない、シャッターチャンスや被写体探しを積極的に挑戦していただければと思っています。