TopEye賞 | |
---|---|
準TopEye賞 | |
入選 | |
佳作 |
被写体を通して自分の内面を描写する
TopEye賞には山本優花さんの「自然の彫刻」を選ばせていただきました。花、植物といえば「優しく、美しく」撮るという固定観念が先走るものです。そんなものをバッサリと切り捨てています。潔さがあります。「わたしに世界がこう見えるから」撮った、という「宣言」にも映ります。だから見ていて清々しいのです。準TopEye賞の平果奈子さんの作品「少女K(P)」はまったく趣が違う作品ですが、意外なことに共通点があります。同じく、「わたしには世界がこう見えるから」を感じさせるのです。高校野球にありがちな既成の枠にとらわれていません。これらの作品は、大事なのは何よりもそこに立つ撮影者の内側から湧き出す情感だと教えてくれます。