この犬は、ウィリー。あたたかな5月にやってきた小さな子でした。それが半年で膝に乗らなくなるほど大きくなりました。
毛並みがふわふわなゴールデンレトリバーです。普段はワンとも言わない穏やかさで、ときどきは声を出してほしくてサッカーを一緒にしてやるとやっと大きな「ワンッ」という声が聴けるくらいでした。大型の犬にしては珍しく長生きし、怒ったり、すねたり、はしゃいだり自分を人間だと思い、なりきっていました。
子供たちとは良く遊び大人たちには一丁前に接し生き物にはそれを「お友達だよ」って声を掛けると理解し優しく寄り添う。そうやって生きた犬の愛情物語です。
朝夕の散歩と自宅、その界隈の遊び場にて撮影したものですが、今でも「元気にしてる?」「今何してるの?」って私の隣りに来てのぞかれているような・・・ウイリーとの日々をなつかしく思いながら写真にまとめました。(河合浜代)
1945年 静岡県生まれ
1979年 天竜市(現浜松市)にて写友天竜を結成
1991年 日本カメラモノクロの部年度賞1位
1995年 ニッコールクラブへ入会
1996年 第44回モノクロの部ニッコール大賞受賞
現在、ニッコールクラブきらり東海道支部で活動中