デジタル技術の進化に伴い、誰もが簡単にキレイな写真が撮れ、ネットを介し多くの人と容易に共有できる時代になりました。
このような写真環境の変化のなか、当協会はプリント作品の持つ力と旅での出会いを表現するプロジェクトとして「五感で感じた日本」をテーマにした写真展を、2015年より開催しています。その第4弾となる第15回旅写展は「日本の食」をテーマに開催します。
海に囲まれ四季折々の変化に富む日本の国土は、米や野菜、魚など豊かな食材を育み、日本酒や醤油といった発酵食品、干し柿や塩引鮭といった保存食が作られるなど、他国にはない独特の食文化が根付いてきました。そうして作られてきた「和食」は、2016年ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されました。明治維新以降は、他国の食文化をも取り入れつつ、日本独自に進化を遂げた新たな食文化も形成され、食を提供する形態も多岐に渡り、日本の礎の1つになっています。
今回の写真展は、当協会の会員各々が旅を通して味覚で感じた「日本の食」を写真で表現したものです。(日本旅行写真家協会)
日本旅行写真家協会は、“旅”と“平和”を愛し、旅をテーマとして写真活動を行う写真家集団です。「旅での出会いと発見」を写真で記録し、それを表現・発信することで、写真文化の発展と日本並びに世界各地の地域活性化に貢献することを理念としています。
その主たる活動として日本旅行写真家協会展(通称「旅写展」)を1993年より開催するほか、(一財)休暇村協会との共催による「ふれあい写真教室」にてアマチュアカメラマンの指導・育成にあたり、また、群馬県沼田市と協定を結び写真を通じた観光振興に協力をしています。