神様しか見たことのないーー富士山・神々の魔法(FUJI365 MAGIC)
2016年1月1日の零時から12月31日の24時までの365日間に、富士山麓、富士ヶ嶺の標高約1250m、気温40℃〜ー20℃という厳しい環境のワンポイントから、ノンストップ連続撮影をチャレンジしてみました。
現在、長い時間をかけて、前人未踏の一本のタイムラプスムービーを作成中で、この企画において撮影した約27万ものショットの中から、77枚の作品を精選し、「より近く、より深く、よりゆっくりと、今まで見せたことない「生きる富士」と四季に隠されている神々しい光と影を、世界中の人々に伝えたい、共有したい」という思いで、今回の作品展示を企画しました。(曹 雁峰)
1969年中国上海生まれ、3歳より絵の勉強を始め、6歳に児童画展の大賞を取りました。
1989年中国上海工芸美術学校のインテリアデザインコース卒業、
1996年日本国武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザインコース卒業。
1998年関東学院大学大学院 工学系研究科博士前期建築計画学課程修了。
美術学士・工学修士。
建築家、芸術家、工芸工業・インテリア・宝飾デザイナー、企業家、写真家として活躍しています。
現在ニッコールクラブ(Nikkor Club)会員、英国王立写真協会(RPS)会員
人生の初ショットは、5歳の頃に父親の工場から借りてきた上海シーガル (Shanghai Seagull)二眼レフカメラで撮影した時でした。それ以降、撮影好きな父親の影響で、現像やモノクロ写真の暗室技術の基本知識を身に付けました。
カメラ歴は、二眼レフカメラ→35mm→デジカメ→デジタル一眼レフ→ロボットカメラ(自作遠隔撮影システム)という順序で扱いました。デジタル撮影に切り替えてから、今までのショット数は約50万以上、富士山テーマのショット数は37万以上になります。
常に最新のハイテク性能が搭載された撮影機材と写真技術を追い求め、普通の景色を撮る際も自然、文化や背後に潜む歴史と対話しながら、神々からくれた奇跡の一瞬をものします。偉大なる自然の光と影をありのままの姿で映し、語り継がれて、人々を感動させるような写真を撮るのが、心で撮影する写真家としての矜持です。