2017年10月31日(火) 〜 2017年11月20日(月) 日曜休館
2017年10月31日(火) 〜 2017年11月20日(月) 日曜休館
2017年12月14日(木) 〜 2017年12月29日(金) 日曜休館 ※年末年始休館後、2018年1月5日(金)~1月10日(水)写真展開催
2018年1月 5日(金) 〜 2018年1月10日(水) 日曜休館
田沼武能が写真家の道を歩み、すでに半世紀を超える歳月が流れました。1949年、木村伊兵衛の助手として写真家人生をスタートし、戦後すぐに創刊された雑誌『藝術新潮』の嘱託写真家として、また『文藝春秋』『中央公論』『新潮』『婦人倶楽部』『小説現代』など数多くの雑誌媒体で、日本社会の変貌していく諸相を取材寄稿しました。
田沼は東京の下町に生まれ、太平洋戦争の末期、1945年3月10日の東京大空襲に遭遇しました。生家を焼け出され、周辺のすべての町並みが燃えさかるなかを逃げまどい、さ迷った鮮烈な記憶が原点となって写真を志しました。ここでは戦後の焼け野原に始まり、激しい時代の流れのなかで変貌していく「東京」を舞台に、たくましく生きていく子どもたちの姿に焦点をあてています。
1929年、東京浅草生まれ。東京写真工業専門学校卒業。1949年にサンニュースフォトスに入社して木村伊兵衛氏に師事。芸術新潮、タイムライフ嘱託などを経て1972年からフリーランスとなる。ライフワークとして世界の子どもたち、人間のドラマ、武蔵野や文士・芸術家の肖像を撮り続けている。1979年モービル児童文学賞、1985年菊池寛賞を受賞。1990年紫綬褒章、2002年勲三等瑞宝章を受章し、2003年には文化功労者に顕彰される。1995~2015年まで公益社団法人日本写真家協会会長、現在は一般社団法人日本写真著作権協会などの会長を務める。