ニッコールクラブきらり東海道支部は設立後10年が過ぎたのを機に写真展を開催して、これまでの活動の成果を見ていただくことにしました。
その内容は『雨』というモチーフを扱ったモノクロームの作品を作るというもので、このやや難しい命題に対してそれぞれが撮影に取組み、一人2枚の作品を完成させました。
その結果メンバーから提出された作品には多種多彩な“雨”又は“雨の日”が表現されており、難条件と思われた雨中の撮影をまるで楽しんできたかのような明るく強い写真が多くを占めました。 かくして今回の写真展は出品者28名が持っている28の感性による28種類の『雨の日 点描』です。
出品者(展示順)
浅田広信・西田久子・平野年男・藤下光政・杉浦好子・松浦ひろこ・和田マサ子・川合玉江・河合浜代・
中澤 仁・和田喜博・畑中由紀夫・水谷サコ・市川恵美・溝口健二・加藤和弘・小杉和好・浅田 誼・
加藤雄一郎・柴田ただしげ・井上 宏・二橋恵子・内山昌太郎・荒井俊明・山下 昇・吉林真寿美・
鈴木邦明・青島千恵子
◆設立:東海道沿線周辺に在住するニッコールクラブ会員で気の合う写真作家仲間11名が集まって2006年にニッコールクラブの支部を結成し、“きらり東海道支部”と命名しました。
◆活動:支部会員の親交を深めることを第一目的として1泊2日で行なう年間4回の例会・撮影会が主な活動で、初代支部長の鈴木邦明氏を中心に2017年現在まで一度も休むことなく続けてきました。
それ以外の特別な活動として2010年に新宿ニコンサロンbisにて写真展『花のある風景』を開催しました。
◆特徴:創立会員11名中4名の会員がニッコールコンテスト大賞受賞経験者などベテラン作家が揃う例会では見応えのあるハイレベルな作品が並び、それらは会員相互の力量を更に高めてきました。
また会員同士の親交を深めるために必ず行なう懇親会は参加者の最大の楽しみになっています。
このように輝かしい写歴を持つベテラン作家たちが和気あいあいの雰囲気の中でハイレベルな作品を披露するという活動内容を聞きつけて、例会・撮影会にゲストとして参加してその後入会する人が続々と現れ、現在は創立時の約3倍のメンバーが在籍しています。(会員31名、準会員3名)
◆今後:会員たちが当支部の活動で得た技術や情報を各自のクラブなどに持ち帰り、そこで多くの写真愛好家の方々に展開することにより、写真文化の発展に少しでも寄与できればと願っています。
(記・現支部長 中澤 仁)